* 昴(すばる)倶楽部 7 2000/04/01

[垣根越しに、猫の鳴き声が……]
 散歩はいつも、妻が昴を、私がマメ(マメ太郎・三男・MIX犬)を連れて、2匹
いっしょに出かけることが多いです。でも、その日は、私の帰りが遅かったので、先
に妻が昴を連れて出かけたときのことです。
 実は、その2、3日前から、ジュニア(四男・MIX猫)の姿が見えません。ゼン
トラが亡くなって一匹になったせいなのか、どこかへ遊びに行って家に帰っていませ
んでした。また、おばあさん(前号に登場)のお宅にでも居て、他の猫たちと遊んで
いるのかとも思っていました。時々、そういうこともありましたから、我が家では、
そんなに心配していませんでした。
(でも、昴同様にジュニアにも、もっと気を配っておけばよかったのですが)
 いつもの散歩コースを妻が、昴と歩いていると、ある家の垣根越しに、猫の鳴き声
が、かすかですが聞こえてきます。妻は、また、どこかの猫が仔猫を産んだのだろう
と、そのときは気にせずに通り過ぎたようです。でも、散歩の帰り道にもう一度通り
かかると、今度は昴が、垣根の中を覗き込むように、猫の鳴き声を気にしています。
 妻も今度は、昴の行動が気になったのか垣根の中を覗き込んでみました。すると、
そこにはジュニアの姿がありました。まさしく昴のお手柄です。我が家に帰ってなか
ったジュニアを発見したのです。
 ところが、妻は、ジュニアの姿を見て、びっくり!びっくり!!
 ジュニアの足に、何と、罠がかかっていました。それも、熊や猪を捕らえるのに使
うと思われる「とらばさみ」です。これでは、家に帰って来られません。
 急いで妻は、昴を家に連れて帰り、もう一度、ジュニアのいるところへ行き、罠の
かかったままのジュニアを家へ連れて帰りました。しかし、妻では、そう簡単に罠を
はずすことはできません。私もまだ帰宅していなかったので、ジュニアを獣医さんの
ところへ連れて行きました。獣医さんもびっくりしたことでしょう。何とか罠をはず
してもらったのですが、しばらくは、片足に不自由する生活となりました。結果的に
ジュニアは、右前足の指を1本失うことになってしまいました。
(現在元気なジュニアですが、それ以来、右前足は4本指の状態です)

[怒りは、おさまらず……]
 ジュニアの命に別状はなかったものの、この罠には怒りがおさまりません。獣医さ
んがはずした罠を持って、その家に話に行きました。しかし、家の方は、これまでに
数々の猫のウンチの被害にあってきたことなどもあってか、こちらの話を取り合って
くれません。まったく猫に対して、かわいそうだとか思っていない様子です。罠を仕
掛けたことも、「自宅の敷地内でのことで、他人に迷惑をかけているわけではない」
とのことです。こちらの思いは、まったく通じません。
 それでは私たちの怒りは、おさまらず、警察や役所にも連絡をしました。でも、猫
のことであり、人的な被害ではないし、やはり個人の自宅の敷地内でのできごとだけ
に、どうすることもできないとのことでした。納得のいかない思いでした。
 確かに、猫のウンチの被害にあっている方は多くいるわけで、犬のようにつないで
おくというわけにもいかず、困った問題ではあります。しかし、やり方が、問題だと
思います。これをお読みの方、どんな感想をもったでしょうか?それ以後、我が家付
近で同じ事件が起きたという話は聞いていません。
(昴やマメの散歩では、この家の垣根だけは覗かないように今もしています)

 今度は、また、昴の様子が変だ………! 苦しそうだ!!

《昴NOW・3月編》

 2月から、どうも調子のあまりよくない昴でした。お腹の具合が悪かったり、咳き
込んだりする様子も見られました。そのため、食事は引き続き、ドッグフードをやわ
らかくしたり、鳥のささみを湯通ししたりして食べさせてきました。
 眼の方も、前に落書き帳に書きましたが、白内障もあってか、少し不自由している
毎日です。早く温かい春の陽射しを浴びて、元気に走り回らせたいと願っています。
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