AIXにおける、ユーザ定義ボリュームグループのジャーナルファイルシステムログを 作成する方法と設定する方法を示す。 ・ジャーナルファイルシステム(JFS)ログとは ジャーナルファイルシステム(JFS)ログは、ファイルシステムのトランザクション レコードの形式化されたリストで、トランザクションが管理用する前にシステムがダウ ンしてしまった場合に、ファイルシステムの整合性を保証します。(???) 通常、rootvgに対してはhd8にJFSログが作成されるが、rootvg以外 のユーザ定義ボリュームグループを作成した場合に、rootvgとは競合しないよう に新たなJFSログを作成して、設定する方がパフォーマンス的に良いとされる。 [JFSログの作成] 1.SMIT「smitty lvm」(論理ボリュームマネージャ)にて以下のことを行う。 「Logical Volumes」(論理ボリューム)を選択 「Add a Logical Volume」(論理ボリュームの追加)を選択 各フィールドに以下のデータを設定 Logical Volume Name JFSログ論理ボリューム名 Number of LOGICAL PARTITIONS 1 PHYSICAL VOLUME names JFSログを作成する物理ボリューム名 Logical Volume TYPE jfslog POSITION on Physical Volumeセンター 2.以下のコマンドを実行してJFSログのフォーマットを行う。 % /usr/sbin/logform /dev/JFSログ論理ボリューム名 以下のプロンプトに対して、y と入力 Destroy /dev/JFSログ論理ボリューム名: [JFSログの設定] 前提:対象のユーザ定義ボリュームグループとその論理ボリュームを作成されている 1.以下のコマンドを実行して対象の論理ボリュームにJFSログを割り当てる。 % crfs -v jfs -d 対象論理ボリューム名 -m マウントポイント -A yes -a logname=/dev/JFSログ論理ボリューム名 2.必要に応じて、SMITにより対象論理ボリュームにおけるJFS特性を変更する。 例えば、「システム再起動時に自動的にマウントする」設定等。 3.SMIT或いは以下のコマンドを実行してファイルシステムをマウントする。 % mount マウントポイント [設定の確認] /etc/filesystemsを参照して以下のように設定されていることを確認する。 マウントポイント: dev = /dev/論理ボリューム名 vfs = jfs log = /dev/JFSログ論理ボリューム名 : : |