昴(すばる)倶楽部 13 2000/10/02オリンピック、オーストラリアと、我が家も盛り上がっている今年ですが、そんな オーストラリアとの関係が、昨年のちょうど同じ時期に、我が家にありました。 今回は、そのときのできごとです。 [オーストラリアから、我が家へ、来客が…] この話は、前号の夏に息子が、イギリスへ行く前に決まっていました。息子の学校 で、オーストラリアからのホーム・ステイの生徒を受け入れてくれる家庭を募集して いて、我が家でも、一人預かることにしたのです。息子が、ファーム・ステイした逆 で、私たちも経験しようということになりました。 しかし、私たち人間も不安がありますが、心配になったのは、我が家の3匹のこと です。家の中には昴が自由気ままに生活していて、裏庭にはマメ(マメ太郎・三男・ MIX犬)、そして、さらに家と外を出入りするジュニア(四男・MIX猫)です。 はたして大丈夫なのだろうか? [来客が…マイケルがやってきた!] そして、その日がやってきました。私たち家族は、オーストラリアからの生徒との 対面式&夕食会の行われるホテルへ迎えに行きました。 名前はマイケル、顔写真では見ているものの、どんな生徒なのか心配です。会って びっくりしたのは、背が高いことと体格のよいことです。 (でも、安心したのは、日本語が少し話せる、通じることです。) 夕食会も終わり、家に帰宅する車の中、我が家の様子を少し、日本語が多めの英語 まじりの説明でしましたが、まだ初めて会って数時間なので、まともな会話、話には なりません。この先、どうなるのか? [昴との対面] 家に着き、荷物を置き、リビングルームへマイケルが入りました。初めて見る人間 に、昴はびっくりという様子です。遠巻きにマイケルを見ながら、ウロウロしながら 吠えています。一方のマイケルはというと、不安もないかのように「スバルー!」と しきりに昴に声をかけてくれました。 (これも安心したことですが、マイケルも家の中で犬を飼っているので、犬には抵抗 がなかったことです) そんな昴との対面でしたが、数10分もすると、昴も落ち着いて鳴かなくなりまし た。この人間(マイケル)は、大丈夫だと感じたのでしょう。マイケルに近づいて、 においを嗅いでいます。さし出す手を舐めて、歓迎しているかのようです。そして、 しばらくすると、いつものマットの上に横たわっていました。お互いに通じ合うとこ ろを見つけたのかもしれません。安心したようです。 [マイケルとの生活が始まった!] その後、日に日に、昴とマイケルは仲良くなっていったように思います。しかし、 マメは、どうもマイケルに慣れません。顔を見ると、吠えています。犬に慣れている マイケルも、マメは、かなわないようです。 (今まで家族以外の人間に、気を許した人間は一人もいないマメですので、これも仕 方のないことです。これでマメに慣れたら、マイケルがすごいです) ジュニアはというと、家に入ってきても、マイケルに近づくことはあまりありませ ん。逆に、マイケルが近づこうとすると、隠れるように他の部屋や廊下へ。やはり、 クールな性格なのでしょうか。それともマイケルの大きさに驚いているのやら、いつ ものようにマイペースです。 そして、3、4日が過ぎました。息子と2人して学校から帰宅するマイケルでした が、息子の都合で、その後、マイケルは一人で帰宅することになりました。我が家の 家族が帰るのを待つ生活になりました。だれもいない1〜2時間は、リビングルーム の中、マイケルと昴だけというわけです。 さて、どうなるのやら? 昴とマイケルのとった行動とは…? 《昴NOW・9月編》 今月は、何と言っても、昴の調子が悪く、下痢からのスタートでした。食欲はある のですが、食べても下痢をしてしまい、体力がもちません。食べるのも、横たわって の姿勢のままという日もありました。水も、あまり飲まず、歩けばヨタヨタという感 じのときもありました。特に原因らしいものは見当たらないわけで、下痢止めの薬を 服用して、様子を見ることになりました。中旬ころから、薬が効いたのか、かなり調 子もよくなり、便も普通の状態に戻りつつあります。元気があればあったで、いろい ろといたずらをする昴ですが、やはり調子が悪いときはとても心配です。 いくらいたずら坊主でも、元気な昴がやはり一番です。 * 昴とマイケルの写真は、近日中に、「昴(すばる)倶楽部」写真集に登録予定。 |