昴(すばる)倶楽部 10 2000/07/02

 1999年、「昴(すばる)倶楽部」にとっての重大事件を今回は、紹介します。  『青天の霹靂』ともいう迷惑な大事件でした。

 題して、「昴(すばる)倶楽部に懐いた2匹の仔猫事件」の前編です。

 1999年の春、我が家から50mほど離れた家の庭で、飼い主のないあるメスの 親猫が、仔猫を3匹産みました。産んだ家は、飼い主ではありませんから、もちろん 世話はしません。そんな3匹の仔猫を見かねたのか、近所のおばあさん(前にも6号 で登場したおばあさんで、自宅では犬1匹と猫を数匹飼っている)が、朝晩、道路か ら庭木ごしに、えさを与えるようになりました。そのため、3匹は、そのおばあさん にだんだんと懐き、後を追って道路へも出て来るようにもなりました。おばあさんに とっては、車にでも轢かれてはと心配です。  私たちが、その家の横を、昴とマメ(マメ太郎・三男・MIX犬)を連れて散歩を していても、庭木ごしに顔を出したり、ちょろちょろと道路へ出て来たりと、行動範 囲が、仔猫たちにも広がってきました。おばあさんのおかげで食事もできて、元気に 過ごしているようです。  しばらく経ったある夕方、いつものように私と妻が昴とマメを連れて散歩の途中、 その家の横を通りかかりました。仔猫たちは、夕食を待っているのか、ちょろちょろ と道路へ出ています。夕方でもあり、仕事帰りの人の車が通る時間帯です。「車に気 をつけろよ」と思いながら、私たちは、散歩を続けました。  でも、私も妻も、先ほどの仔猫たちが気になり、散歩の帰り道にもう一度、その家 の横を通ることにしました。すると、どうでしょう。おばあさんが心配していたよう に、さっきまで元気だった3匹の内の1匹が、車に轢かれたとみえて道路に横たわっ ていました。  私と妻は、急いで昴とマメを家に連れて帰り、今度はスコップと新聞紙を持って、 その仔猫のところへ戻りました。そして、埋葬しました。はかない一生を、その仔猫 は終えました。その後、おばあさんに会い、事のしだいを話しました。とても残念が りながら私たちにお礼を言われました。  (これが縁で、私もおばあさんと話をするようになりました)  それからも、おばあさんは、残った2匹に朝晩、えさを与え続けていました。とこ ろが、2匹の行動範囲がますます広がり、始めは生まれた家のところで待っては、え さを食べていた2匹も、少しずつ、その居場所が移動し始めました。だんだんと我が 家の方へ、移動して来ました。猫であるジュニア(四男・MIX猫)に導かれたとい うわけではないとは思いますが、ある日から、2匹は我が家のガレージのところで、 おばあさんから、えさをもらうようになりました。  おばあさんとしては、自分の世話している猫に、我が家のガレージのところで、え さを与えるのは心苦しい様子でもありました。我が家では、ジュニアも飼っているの で、その友達猫とでもいうような感じで受け止め、見守っていました。  (しかし、これが事件の発端になろうとは思いませんでした)  2匹の仔猫が、我が家のガレージを居場所として、行動を始め、おばあさんからえ さをもらう、私たちも気にかける毎日が続きました。しだいに、近所の人は、我が家 で、その2匹を飼っているのだと思うようになったみたいです。しかしながら、本当 は飼ったわけではなく、懐いて居ついた2匹の仔猫に、朝晩、おばあさんが、えさを 与え、世話をしている。私たちは、特に何もしていないというのが真相です。  そんな毎日が過ぎ去った、夏のはじめのある土曜日の午後、私が家でワープロにむ かって仕事をしていると、電話が鳴りました。何だろうかと受話器をとると、近所の ご主人からです。 「ちょっと困るんですけど。お宅の猫が、うちの車の上を今駆け抜けていって、車が  傷になったんです。すぐに見に来てください。」 かなり憤慨しているような口調でした。私にとっては、ジュニアがしたことなら困っ た、謝って弁償も考えなくてはと思いました。  そこで急いで出かけ、そのご主人に話を聞きました。確かに車の上には、駆け抜け たときの傷跡が残っていました。しかし、話を聞いていくと、どうやらジュニアでは なく、我が家に懐いて居ついた2匹の仔猫の内の1匹がしたことだと分かりました。 でも、我が家で飼っている猫だと思いこんでいるのですから、何とかしてくれという 話になりました。  私としては、我が家で飼っているわけではないことと、どちらかというと近所のお ばあさんが世話している飼い猫ではないか?ということを話しました。でも、おばあ さんに事件の鉾先を向けて帰って来るわけにもいきません。そのため、おばあさんに も私から話をして、車の件については、また後ほど、ご主人に連絡しますということ で、その場は帰ることにしました。  ご主人の話によると、前々から、家の庭でウンチやおしっこを猫がしていって困っ ている。今朝は植木鉢を倒していったことなど、日ごろの猫の被害について、文句を 言われました。  (その猫たちの中の1匹は、ジュニアかもしれないと思いました)  一度家に帰った私は、おばあさんの家に行きました。電話のこと、車のこと、猫の 被害のことなどを話しました。おばあさんとしても自分の飼い猫と言われても困るよ うです。でも、起きたことには何とか、対処しなくてはという気持ちが私に伝わって きました。また、我が家に迷惑をかけてしまって申し訳なさそうでした。  実は、このおばあさん、家で犬を1匹と猫を十数匹世話しています。それも捨て猫 ばかりです。また、メスの猫は、これ以上野良猫を増やさないようにと、実費で避妊 手術もさせています。その延長で、2匹の仔猫も世話していることを知りました。  (とてもすばらしいおばあさんだと思います)

 ところが次の日、また、ご主人から電話が……。

《昴NOW・6月編》

 今月は、3回の発作がありましたが、体調的には、調子よく過ごせたと思います。  しかし、先月と同様に朝、鳴くことは続いています。そのため、メールをいただい た「だんぼ」さんの発案で、だれか通るのが気になっているのかと思って調べてみま したが、そんなこともありませんでした。  (人一倍、通行人が気になるマメ太郎にも、何の反応もない毎日です)  朝、鳴いているので、妻(昴の母)が起きて見に行くと、安心してか落ち着いて、 また眠りにつく日もありました。朝、さみしくて鳴くのか、空腹で鳴くのか、何か、 他に原因があるのかもしれません。  ところで、7月12日には、満8歳の誕生日を迎える昴です。皆さんからの温かい メールをお待ちしています。


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Last-modified: 2000-07-02 (日) 00:00:00 (6739d)